心が自然であるということ
昨日、河合隼雄先生の著書”心の処方箋”を買って、現在は中盤ぐらいまで読んだところである。
この本に書いてあることで少し心に残ったところで、心の自然破壊について述べた章があった。
端的に言うと、心にも自然な状況というものがあり、それを無理やり親や教師が成形しようとすると不自然が生じ、どこかで欠陥がでてくるというものある。
ふむふむ、なるほど。
確かにそうかも知れない。
私の経験を振り返る限り、無理をすると、その反動がどこかで出ていたように思う。
おそらく、多くの人が思い当たるフシがあるのではないかと思う。
反動形成といわれる現象も、これに当たるのかもしれない。
それでこの問題をどうすればいいかと言う答えを自分なりに考えてみると
自分で再開発、再成形するのがいいのではないかと思う。
つまり、自分自身を自分が思う良い自分になる善処するのである。
そうして、無理をせず自分の人格を再成形することで、本来の自然な自分を
自分なりのよい形であらわせるのではないだろうか。
個人的な考えで言うと人生は自分のものであり、自分は本質的に自由である。
自分の心の自然を破壊しようとするものがいるならば、
それに反発するでもなく、従うでもなく、相手をしなければいいのである。
とはいうものの人の本当の善意にふれれば自然と人は変わるものだとも思う。
この文章の結論としては、”好きに生きろ”と言いたい。
けど、好きに生きるのもなかなか難しいだよなぁ,,,
心の処方箋は、引っかかるところがあるものの、面白い本なのでおすすめです。